個人にも米IPOの公募価格投資、クラーケンが新サービス投入
JOON HYOUNG LEE
概要
- ペイワードは、エックスストックス(xStocks)を通じてクラーケン利用者と一部の提携プラットフォーム顧客に、米国のIPO公募価格投資の機会を提供する計画だと明らかにした。
- 新サービスは、個人投資家が上場前に申し込みの意向を登録し、上場日にIPO公募価格ベースのトークン化株式の配分を受ける仕組みだ。
- これは、これまで機関投資家やプライベートバンキング顧客に限られていた米国IPO公募価格投資を、メデジン・マドリード・マレーシアなどの個人投資家にまで広げる狙いだ。
期間別予測トレンドレポート



米暗号資産交換業者クラーケンの親会社ペイワード(Payward)が、個人投資家向けに米新規株式公開(IPO)の公募価格で投資できる機会を提供する。
6月3日、ザ・ブロックは、ペイワードが自社のエックスストックス(xStocks)を通じ、クラーケンの利用者と一部提携先プラットフォームの顧客に米IPOへの参加機会を提供する計画だと報じた。サービス開始は今後数週間以内を見込む。
新サービスでは、個人投資家が上場前に申し込みの意向を登録し、上場日にIPOの公募価格に基づくトークン化株式の配分を受ける。IPOを公募価格で購入できる機会はこれまで、機関投資家やプライベートバンキング顧客などに限られていた。
ペイワードは新サービスによって、個人投資家が上場後の市場価格でしか株式を買えなかった構図を改める考えだ。上場直後に株価が公募価格を上回れば、個人投資家は初期の上昇分を取り込みにくい。この不利を解消する狙いがある。
ペイワードのサービス部門グローバル責任者、マーク・グリーンバーグ氏は「上場は誰にとっても開かれたものであるべきだ」と述べた。そのうえで「これまでIPOの公募価格での投資は、特定の地域や資産規模を持つ人に偏った特権に近かった」と指摘した。今後はメデジンやマドリード、マレーシアの個人投資家も、米IPOに機関投資家に近い形で参加できるようになると説明した。

JOON HYOUNG LEE
gilson@bloomingbit.ioCrypto Journalist based in Seoul
