ADNOC、ホルムズ海峡迂回の石油製品パイプライン建設を推進
Minseung Kang
概要
- アブダビ国営石油会社(ADNOC)が、ホルムズ海峡を迂回する石油製品パイプライン建設を進めていると伝えられた。
- 市場では、ホルムズ海峡迂回のインフラが実現すれば、中東発の供給混乱リスクを一部抑えられるとみている。
- ただ短期的には、海峡通航の許可と軍事的緊張の緩和可否が、国際原油相場とリスク資産の投資心理をより直接的に左右する見通しだ。
期間別予測トレンドレポート



アブダビ国営石油会社のADNOCが、ホルムズ海峡を迂回する石油製品パイプラインの建設を進めていることが分かった。中東の緊張が高まり海上輸送の混乱への懸念が強まるなか、エネルギー輸出ルートを多様化する動きとみられる。
6月2日、暗号資産専門メディアのオデイリーが伝えた。英フィナンシャル・タイムズは関係者の話として、ホルムズ海峡を迂回する石油製品パイプラインがADNOCの次の中核プロジェクトになると報じた。
このパイプラインは、米コロニアル・パイプラインに似た形で構想されているという。複数の石油製品を切り替えて輸送できる仕組みだ。
ホルムズ海峡は、世界の原油と液化天然ガス(LNG)の海上輸送の要衝とされる。足元ではイラン、米国、イスラエルを巡る緊張が高まり、海峡通航の安定性への懸念も強まっている。
市場では、ホルムズ海峡を迂回するインフラが実現すれば、中東発の供給混乱リスクを一部和らげられるとみている。ただ、短期的には海峡通航の許可と軍事的緊張が緩和に向かうかどうかが、国際原油相場とリスク資産への投資心理をより直接的に左右する見通しだ。

Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.
