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ビットコイン7万ドル割れ、未決済建玉急増でデリバティブ市場に警戒感

出典
Minseung Kang

概要

  • ビットコインが 7万ドル割れ となるなか、先物の 未決済建玉の増加 により追加清算リスクが浮上していると伝えた。
  • 現物需要の弱さに加え、米国の現物ビットコイン ETFの純流出コインベース・プレミアムのマイナス圏 が、デリバティブ市場のロングポジションを支え切れていないとした。
  • 市場は、ビットコインが 7万ドル線の回復に失敗 した場合、デリバティブの 清算圧力 で短期的な 変動性 が高まる可能性があるとみており、未決済建玉の縮小の有無現物ETFの資金フロー を主要な変数として挙げた。

期間別予測トレンドレポート

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写真:Shutterstock
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ビットコインが7万ドルを下回るなか、デリバティブ市場でレバレッジ負担が強まっている。現物需要は鈍い一方、先物の未決済建玉は高水準まで積み上がり、追加清算リスクが意識されている。

コインデスクによると、ビットコインは6月2日に6万9300ドル近辺で取引された。心理的な支持線とされてきた7万ドルを割り込んだ。

コイングラスのデータでは、ビットコイン先物市場の未決済建玉は約77万3000BTCまで増加した。現在の相場局面で最も高い水準の一つという。コインデスクは、過去に未決済建玉がここまで積み上がった局面では、短期的な高値圏を示した例があったと伝えた。

デリバティブ市場では、なお反発期待が残っている。無期限先物の資金調達率は年率換算で約10%まで上昇した。資金調達率がプラスということは、ロングポジションの保有者がショートポジションの保有者に費用を支払っていることを意味する。

問題は、価格下落とロングのレバレッジ拡大が同時に進んでいる点だ。ビットコインが下落を続ければロングポジションの清算が発生し、それが改めて相場の下押し圧力につながる可能性がある。

現物市場の需要は弱い。コインベース・プレミアム指数はマイナス100近辺の深いマイナス圏にとどまっている。この指標はコインベースと海外取引所のビットコイン価格差を示す。マイナス幅が大きいほど、米国の機関投資家や現物投資家の需要が弱いと解釈される。

米国の現物ビットコインETFからの純流出も、こうした流れを裏付ける。最近は資金流出が続いており、現物主導の買いがデリバティブ市場のロングポジションを十分に支えられていない。

コインデスクは、レバレッジ主導の強気ポジションと悪化した現物需要が食い違っていると分析した。人工知能(AI)関連株やソフトウエア株が最高値圏で推移する一方、ビットコインはより広いリスク資産との連動性も弱まっている。

市場では、ビットコインが7万ドル台を回復できなければ、デリバティブの清算圧力が短期的な変動性を高めるとみている。未決済建玉が縮小するかどうか、コインベース・プレミアムが持ち直すか、現物ETFの資金フローが改善するかが、目先の方向感を左右する材料になる。

Minseung Kang

Minseung Kang

minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.
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