グラスノード、ビットコイン長期保有者の含み損はサイクル底の水準に届かず
Minseung Kang
期間別予測トレンドレポート



ビットコインは6万9000ドル台まで下落したが、長期保有者の損失負担は過去のサイクル底の水準には達していないとの分析が出た。市場にストレスは生じているものの、過去の底値圏でみられた極端な痛みの局面とはなお距離があるという。
オンチェーン分析会社グラスノード(Glassnode)は6月2日、X(旧ツイッター)への投稿で、ビットコイン価格が6万9500ドルだった時点で、長期保有者(LTH)の相対的な未実現損失が15.5%だったと明らかにした。
長期保有者が保有するビットコインの価値1ドル当たり、約15セントの未実現損失を抱えている計算になる。これは長期保有者の一部が損失圏に入ったことを示す。
ただ、過去のサイクルの極端な局面では、この数値が1ドル当たり50セントを超えた例もあった。グラスノードは、足元の市場にストレスはあるものの、長期保有者の基盤は歴史的にサイクル底を形成してきた痛みの水準にはなお届いていないと分析した。
今回の分析は、ビットコインが7万ドル台を一時割り込むなかで示された。市場では、現物ビットコイン上場投資信託(ETF)の純流出、地政学的な緊張、ストラテジー(Strategy)によるビットコインの一部売却が短期的な下落圧力になっている。
もっとも、長期保有者の未実現損失がなお極端な水準に達していないことは、底入れの確認になお時間を要する可能性を示唆する。市場では、ETF資金フローと7万ドル回復の可否、長期保有者の損失拡大ペースが短期的な方向性を左右する材料として注目されている。

Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.
