カルダノサミット2026中止、コミュニティが財団予算案を否決
概要
- カルダノ財団は、数百万 ADA 規模のカルダノサミット2026の トレジャリー予算案 が3分の2の賛成基準に届かず、イベントを中止したと明らかにした。
- 一部の 委任代表(DRep) がサミット予算の規模と執行範囲に問題を提起し、修正案が提出されたものの、最終的にも承認基準を超えなかった。
- 一方、エマーゴが別途提出した TOKEN2049シンガポール 参加の予算案は、330万 ADA の要求規模で承認された。これにより、カルダノの ブランド展示館 と 生態系プログラム の運営が進む。
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カルダノ(Cardano)の年次主要イベント「カルダノサミット2026」が中止になった。財団のイベント予算案が、新たなガバナンス体制で承認に必要な賛成基準を満たせなかったためだ。コミュニティ主導の意思決定が、実際の財政執行を制約した事例となった。
6月1日に暗号資産専門メディアのコインデスクが報じた。カルダノ財団はシンガポールで開催予定だったカルダノサミット2026を取りやめ、準備手続きを終了する。財団が提出したトレジャリー予算案は委任代表(DRep)の多数の支持を得たものの、承認に必要な3分の2以上の賛成には届かなかった。
カルダノはボルテール(Voltaire)ガバナンス体制のもとで、主要なトレジャリー支出やプロトコルに関する意思決定にコミュニティの承認を求めている。委任代表はエイダ(ADA)保有者に代わって、予算執行やネットワーク関連の議案に投票する役割を担う。
今回のサミット予算案は、このガバナンス体制を試す代表的な事例となった。財団はカルダノ生態系の年次主要イベントに向けて、数百万ADA規模の予算執行を求めたが、一部の委任代表は予算規模と執行範囲に問題を提起した。
当初、カルダノ財団とエマーゴ(EMURGO)は、カルダノサミットとTOKEN2049シンガポールへの参加を一括し、1400万ADA超の予算を要請していた。その後、委任代表の批判を受け、両者は議案を分離し、イベント支援の範囲も縮小した。
修正後のカルダノサミット予算案も、最終的に承認基準を超えなかった。一方、エマーゴが別途提出したTOKEN2049シンガポール参加の予算案は承認された。カルダノのブランド展示館、ビルダー向けショーケースのステージ、生態系プログラムの運営に向けて330万ADAを求める内容だ。
カルダノ財団は投票結果を尊重し、サミットの準備手続きを終了すると明らかにした。今回の投票については「効果的なガバナンスに必要な慎重な参加」を示した事例だと評価した。

Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.
