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ナスダック上場のロボストラテジー、未上場ロボティクス・フィジカルAI企業に投資

YM Lee

概要

  • 米ナスダック上場ファンドロボストラテジーは、ティッカーBOTで未上場のロボティクス・フィジカルAI企業への投資を始めたと明らかにした。
  • 同ファンドは、約5億9000万ドルの時価総額12社の未上場企業ポートフォリオをもとに、AIロボット産業に投資するとした。
  • ファンドは上場REIT・インフラファンドに近い仕組みを採用し、純資産価値(NAV)との乖離が生じうる構造だと説明した。

期間別予測トレンドレポート

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写真:ロボストラテジー
写真:ロボストラテジー

未上場のロボティクス企業やフィジカルAI企業に投資する米ナスダック上場ファンド、ロボストラテジー(RoboStrategy)が発足した。

ロボストラテジーはこのほど、投資ポートフォリオと事業構造を公表し、本格的な投資を始めた。同ファンドは5月11日に米ナスダック市場に上場し、ティッカーは「BOT」。時価総額は足元で約5億9000万ドルとなっている。

ポートフォリオには、フィギュアAI(Figure AI)、アプトロニック(Apptronik)、ダイナ・ロボティクス(Dyna Robotics)に加え、デックスメイト(Dexmate)、スタンダード・ボッツ(Standard Bots)、パス・ロボティクス(Path Robotics)、REK、GMIクラウド(GMI Cloud)、ココ・ロボティクス(Coco Robotics)、エンディアトエックス(Endiatx)、アロニック(Allonic)、パープル・ロンバス(Purple Rhombus)の計12社の未上場企業が含まれる。

投資対象はヒューマノイドロボットにとどまらない。産業オートメーションや物流、医療、防衛ロボットに加え、AIインフラ企業も対象にする。フィギュアAIはオープンAIやマイクロソフト(Microsoft)から出資を受けた企業として知られる。アプトロニックはグーグル・ディープマインドと協力関係を築いている。ダイナ・ロボティクスは汎用ロボット知能の開発を進める新興企業だ。

ロボストラテジーは、生成AIの次の段階として、実世界で稼働するAIとロボット産業の成長力に着目している。工場や物流センター、病院、家庭といった現実空間で使われるロボット技術が、AI産業の次の成長の柱になるとみている。

未上場ロボティクス市場の規模は現在、約1000億〜1500億ドルと推計される。今後は製造や物流、医療、国防、家庭など幅広い分野に広がり、長期的には数十兆ドル規模に達するとの見通しを示した。

ファンドの仕組みは、上場REITやインフラファンドに近い。ファンド自体が取引所に上場しているため、一般株式のように売買できる。市場価格は純資産価値(NAV)を上回る場合も下回る場合もある。公開市場で調達した資金を、未上場のロボティクス企業やフィジカルAI企業に再び投じる構造だ。

アンドリュー・カン最高経営責任者(CEO)は「2年前まではロボティクス投資を勧める人はほとんどおらず、多くの新興企業が資金不足に苦しんでいた」と語った。そのうえで「今ではロボティクスとAIは世界で最も重要な産業の一つになった。今後、市場は数十兆ドル規模まで急速に拡大するだろう」と強調した。

YM Lee

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