【分析】バイナンスで5月に12億ドル純流出 流動性の減少続く
JOON HYOUNG LEE
概要
- バイナンスでは5月、12億ドル規模のステーブルコイン純流出が発生し、2月以来3カ月ぶりに純流出へ転じた。
- バイナンスのステーブルコイン準備金は2025年11月の510億ドルから440億ドルに減少し、減少率は13.7%%だった。
- ダークポストは、ビットコインの足元の反発について、新たな流動性に支えられた上昇相場ではなく、リバランスによる反発である可能性が高いと分析した。
期間別予測トレンドレポート



世界の暗号資産交換所バイナンスから、5月に入って12億ドル規模の資金が流出したことが分かった。
暗号資産分析会社クリプトクアント(CryptoQuant)への寄稿者ダークポストは5月31日、「バイナンスでは今月、12億ドル規模のステーブルコインが純流出した」と明らかにした。バイナンスは3月に25億ドル、4月に8億7000万ドルのステーブルコイン純流入を記録しており、純流出に転じるのは2月以来3カ月ぶりとなる。
バイナンスのステーブルコイン準備金も減少傾向にある。ダークポストは、準備金が2025年11月の510億ドルから足元では440億ドルに減少したと指摘した。減少率は13.7%という。
足元のビットコイン相場については、「テクニカルな反発に近い」との見方を示した。ビットコインは2025年末のように、継続的な流動性に支えられた持続可能なトレンドをまだ形成できていないと分析。足元までの値動きは、新たな流動性を土台とする上昇相場ではなく、リバランスによる反発である可能性が高いとした。
そのうえで、投資家の関心は依然として株式市場に集中していると指摘した。一方、市場の無関心が続く局面は、流動性が暗号資産市場に戻るのを待ちながら、エクスポージャーを段階的に積み上げるのに適した時期にもなり得ると付け加えた。

JOON HYOUNG LEE
gilson@bloomingbit.ioCrypto Journalist based in Seoul
