概要
- デンマークの年金基金アカデミカー・ペンションが、スペースXを投資対象から除外したと明らかにした。
- ESGのうち企業統治面の実績が低く、スペースXは著しく割高だとして、IPOや流通市場、インデックスファンドを通じた投資には参加しないと説明した。
- アカデミカー・ペンションは、長期投資家の立場でも投資収益の観点からスペースX IPOへの参加を正当化するのは難しいとした。
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デンマークの年金基金アカデミカー・ペンション(AkademikerPension)が、イーロン・マスク氏率いる宇宙企業スペースXを投資対象から除外した。
アンダース・シェルデ最高投資責任者(CIO)は5月29日、ブルームバーグに「スペースXには投資しない」と語った。新規株式公開(IPO)や流通市場での取引には参加せず、インデックスファンドを通じた投資も除外対象に含めるという。
理由として挙げたのは、環境・社会・企業統治(ESG)のうち企業統治の問題だ。シェルデCIOは、スペースXについて「ガバナンス面での実績は非常に低い」と指摘した。
そのうえで、長期投資家の立場からスペースXは著しく割高だと分析した。投資収益の観点からみても、IPOへの参加を正当化するのは難しいと付け加えた。
アカデミカー・ペンションは運用資産が250億ドルのデンマーク年金基金。ブルームバーグによると、規模は大きくないものの、投資判断がたびたび注目を集めてきた。2025年には、マスク氏がテスラの企業価値とブランドを破壊しているとの懸念を理由に、テスラ株を売却した。
一方、スペースXは少なくとも1兆8000億ドルの企業価値を目標にIPOを進めている。

JOON HYOUNG LEE
gilson@bloomingbit.ioCrypto Journalist based in Seoul
