コスピ、終戦期待で過去最高値更新 サムスン電子と優先株の時価総額2000兆ウォン突破
概要
- コスピ指数は、米国とイランの終戦交渉への期待と米主要3指数の過去最高値更新を受け、8476.15で取引を終えた。
- 機関投資家が2兆3720億ウォン(約2610億円)を買い越すなか、サムスン電子とサムスン電子優先株の時価総額が2000兆ウォン突破、SKハイニックスが過去最高値を更新するなど大型株が強さを見せた。
- ジェンスン・フアンエヌビディアCEOの訪韓報道を手掛かりに、LG電子とLG CNSがストップ高となり、ネイバー、LGイノテック、LGも急伸した。一方、コスダック指数は3営業日連続で下落した。
期間別予測トレンドレポート


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「第2の“カンブ会談”」期待でLG電子・LG CNSがストップ高

韓国総合株価指数(コスピ)は5月29日、米国とイランの終戦期待を背景に再び過去最高値を更新して取引を終えた。サムスン電子とサムスン電子優先株の時価総額合計は2000兆ウォン(約220兆円)を超え、韓国株市場で新たな節目を付けた。半面、コスダック指数は3営業日続落となった。
この日のコスピ終値は前日比290.86ポイント(3.55%)高の8476.15だった。終値ベースでは2営業日ぶりに過去最高値を更新した。
相場上昇の背景には、米国とイランの終戦交渉への期待が広がったことがある。米メディアのアクシオスは、米国とイランが戦争終結に向けた「終戦了解覚書(MOU)」の交渉を終えたと報じた。最終段階として、ドナルド・トランプ米大統領の承認だけが残っているという。これを受け、5月29日のニューヨーク株式市場では主要3指数がそろって過去最高値を更新した。
米国の経済指標も市場に安心感を与えた。米商務省が公表した4月の個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比3.8%上昇した。上昇率は2023年5月の4.0%以来の高水準で、前月比でも0.4%上がった。
この日の上昇は機関投資家がけん引した。韓国取引所の有価証券市場で機関投資家は2兆3720億ウォン(約2610億円)を買い越した。外国人投資家と個人投資家はそれぞれ1兆430億ウォン(約1150億円)、1兆4070億ウォン(約1550億円)の売り越しだった。
コスピの時価総額上位銘柄は総じて上昇した。サムスン電子は優先株を含む時価総額が初めて2000兆ウォン(約220兆円)を超えた。普通株は前日比5.84%高の31万7000ウォン(約3万4900円)、優先株は6.08%高の20万2500ウォン(約2万2300円)でそれぞれ引け、時価総額の合計は約2015兆ウォン(約222兆円)となった。サムスン電子が世界で初めてHBM4Eの12段サンプルを出荷したとの報道も投資家心理を温めた。
SKハイニックスも5月29日の取引時間中に238万ウォン(約26万2000円)まで上昇し、過去最高値を更新した。人工知能(AI)インフラ需要の恩恵を受けるサムスン電機も15%台上昇した。エヌビディア(NVIDIA)のジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)が翌週に訪韓し、LGやネイバーなどと会談するとの報道を受け、LG電子とLG CNSはそろってストップ高となった。LGイノテックは28.57%、LGは26.6%、ネイバーは14.15%それぞれ上昇した。
コスダック指数は3営業日連続で下落した。終値は2.68%安の1074.8だった。
対ドルのウォン相場は下落した。5月29日のソウル外国為替市場で、ウォンは1ドル=1507.9ウォンと前日比5.0ウォン安で日中取引を終えた。
キム・ヨンジ 韓経ドットコム記者 kongzi@hankyung.com

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