ヴァンエックのトークン化米国債ファンド、オイラー連動 「ウォール街型」担保市場拡大
JOON HYOUNG LEE
概要
- ヴァンエックのトークン化米国債ファンド VBILL が、DeFi融資プラットフォーム オイラー で取引を開始したと報じた。
- 今回の上場により、投資家はオンチェーンでトークン化米国債を 担保 として活用できるようになったと伝えた。
- スタンダードチャータードは、世界の トークン化資産市場 が2028年に2兆ドル規模へ成長するとみている。
期間別予測トレンドレポート



グローバル資産運用会社ヴァンエック(VanEck)のトークン化米国債ファンドが、分散型金融(DeFi)融資プラットフォームのオイラー(Euler)で取引されるようになった。
コインデスクは5月28日、トークン化資産の専門会社セキュリタイズ(Securitize)が発行したヴァンエックの米国債ファンド「VBILL」が、オイラーの融資市場で取引を開始したと報じた。
今回の上場により、投資家はオンチェーンでトークン化米国債を担保として活用できる。担保資産にかかる適格投資家要件や譲渡制限などの規制基準はそのまま適用される。
焦点はDeFiプロトコルの構造変化にある。従来のDeFiは暗号資産を中心に設計されてきたが、足元ではトークン化マネー・マーケット・ファンド(MMF)や米国債、プライベートクレジットといった規制資産を受け入れる方向に転じている。
セキュリタイズでエコシステム部門を統括するグラハム・ファーガソン(Graham Ferguson)は、規制資産を組み込むプロトコルが登場している点は心強く、過去にはこうした流れはなかったと語った。
トークン化国債市場は、暗号資産業界で最も成長の速い分野の一つとされる。国際金融大手スタンダードチャータード(Standard Chartered)は、世界のトークン化資産市場が2028年に2兆ドル規模に成長するとの見通しを示している。
一方、オイラーは現在、3億2000万ドル規模の資産を保有する融資プラットフォームだ。

JOON HYOUNG LEE
gilson@bloomingbit.ioCrypto Journalist based in Seoul
