国際原油、米・イラン交渉の膠着で反発 ホルムズ海峡の緊張再燃
Suehyeon Lee
期間別予測トレンドレポート



国際原油価格は、米国とイランの交渉を巡る先行き不透明感が改めて意識され、反発した。
5月27日、ブルームバーグによると、北海ブレント原油は1バレル=96ドル台を回復し、米国産標準油種のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は90ドル近辺で取引された。国際原油価格は前日に5%超下落した後、上昇に転じた。
トランプ米大統領は同日の交渉状況について「満足していない(not satisfied)」と語った。ホワイトハウスも、イランとオマーンがホルムズ海峡の運営を共同管理する内容の合意草案があるとするイラン側の報道を否定した。
ロイターは米当局者の話として、米国が最近、ホルムズ海峡の通航や米軍に脅威となるイラン国内の標的に追加空爆を実施したと伝えた。米国は今週初めにもホルムズ海峡周辺を攻撃している。
現在の交渉では、イランの核開発計画とホルムズ海峡の統制権が主要な争点になっている。ホルムズ海峡は足元で、米国とイラン双方の封鎖措置により、事実上の限定運用が続いている。
ペッパーストーンのリサーチ責任者、クリス・ウェストン(Chris Weston)氏は、市場が足元で交渉妥結の可能性にやや楽観的に賭けていると分析した。そのうえで、双方が交渉の席を立つ可能性もなお重要なリスクだと指摘した。
一方、米石油協会(API)は、先週の米原油在庫が約280万バレル減少したと発表した。オクラホマ州クッシング地区の在庫も減少した。
ラボバンクのエネルギー戦略家、ジョー・デローラ(Joe DeLaura)氏は、足元の市場は過度に安易だと警告した。中国の原油輸入が再び拡大すれば、石油製品価格が急騰する可能性があると付け加えた。

Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.
