概要
- 今週はテック株や小売り大手の決算発表が相次ぎ、投資家のテック株への関心が再び強まる見通しだ。
- マーベル・テクノロジー、セールスフォース、デル・テクノロジーズ、HPは足元で株価が急騰しており、AIインフラ需要への期待が高まっている。
- 5月28日に公表される1〜3月期のGDP改定値と4月のPCE物価指数を受け、インフレと政策金利の先行きに市場の視線が集まると予想される。
期間別予測トレンドレポート



米ニューヨーク証券取引所は5月25日、メモリアルデーのため休場した。ドナルド・トランプ米大統領は同日、「イランが保有する濃縮ウランは米国に移送して廃棄するか、イラン国内または第三国で処理できる」と述べた。両国の終戦交渉が再び進展するなか、ニューヨーク市場では投資家の関心がテック株に戻るとの見方が強い。
今週はテックや小売りなど幅広い業種の大企業が相次いで決算を発表する。5月27日にはデータ半導体メーカーのマーベル・テクノロジー(Marvell Technology)、クラウドソフト大手のセールスフォース(Salesforce)、ITハードウエア企業のHPがそれぞれ業績を公表する。
5月28日には米小売り大手コストコ(Costco)とハードウエア機器メーカーのデル・テクノロジーズ(Dell Technologies)が決算を発表する。中東情勢の不安や人工知能(AI)需要が業績にどの程度影響したかを見極める材料になりそうだ。
前週5月22日にはマーベル、セールスフォース、デルの株価がそろって急伸し、テック株への期待の強さを映した。デルは16.77%高の295.19ドルで取引を終えた。HPも15.25%上昇し、25.24ドルで引けた。AIインフラ需要の拡大で、サーバーやパソコン関連企業の業績期待が高まっているためだ。マーベルは2.96%、セールスフォースは2.13%それぞれ上げた。
ニューヨーク市場で超大型テック株を指す「マグニフィセント・セブン(M7)」は、利益確定売りが出て高安まちまちとなった。エヌビディア(NVIDIA)は市場予想を上回る決算を発表したものの、1.90%下げた。テスラ(Tesla)は0.14%、アマゾン(Amazon)は1.30%、メタ(Meta)は0.38%、アップル(Apple)は0.91%それぞれ上昇した。一方、マイクロソフト(Microsoft)は0.25%、アルファベット(Alphabet)は0.32%下落した。
今週の米経済指標で最も注目されるのは、5月28日に公表される1〜3月期の国内総生産(GDP)改定値と4月の個人消費支出(PCE)物価指数だ。中東情勢の不安に伴うインフレ加速を背景に、米連邦準備理事会(FRB)の政策金利見通しを巡って市場の関心が高まりそうだ。
イ・ミア 韓経ドットコム(Hankyung.com)記者 mia@hankyung.com

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