国際金価格が反発、中東緊張緩和への期待で 市場の反応は限定的
概要
- 国際 金価格 は、米国とイランの 協議進展への期待 を背景に反発し、前週の下落分の大半を取り戻した。
- 中東リスクと 国際原油価格の急騰 を受け、市場では米 FRBの追加利上げの可能性 を高く見ており、これが金価格の重荷になっていると分析した。
- 5月24日は 銀価格 が4%%上昇し、プラチナ と パラジウム価格 もそろって上昇するなど、主要貴金属は総じて堅調に推移した。
期間別予測トレンドレポート



国際金価格は、米国とイランの協議進展への期待を背景に反発した。
ブルームバーグが5月24日に報じたところによると、金の現物価格は1オンス=4575ドル近辺まで上昇した。前週の下げの大半を埋める水準となった。
米国とイランは現在、ホルムズ海峡の正常化を巡る協議を続けている。米政府関係者は合意文言の調整が進んでいると説明し、最終承認までには数日かかる可能性があるとした。
トランプ米大統領は5月24日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、イランとの協議は秩序立って建設的に進んでいると投稿した。一方で、合意を急がない考えも示した。これに先立ち、マルコ・ルビオ米国務長官も、今後数時間以内に前向きな知らせが出る可能性があると言及していた。
もっとも、市場ではなお協議の先行きに不透明感が残る。グローバルX ETF(Global X ETFs)のアナリスト、ジャスティン・リン氏は、市場はこれまで何度もトランプ氏発の交渉期待が頓挫する場面を経験してきたと指摘した。そのうえで、イラン側の具体的な協力のシグナルが確認されるまでは、インフレ見通しの下方修正を確信するのは難しいと分析した。
金価格はなお、2月の中東紛争発生前に比べて約13%低い水準にある。足元では中東リスクで国際原油価格が急騰しており、市場は米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げの可能性も織り込んでいる。
市場では、FRBが12月までに利上げに踏み切る可能性を高く見ている。CMEフェドウォッチによると、6月の会合で金利を据え置く確率は97.3%、25ベーシスポイントの利上げ確率は2.7%だった。一般に、金利上昇は利息を生まない金価格の重荷となる。
一方、銀価格は5月24日に4%上昇し、1オンス=78.53ドルを付けた。プラチナとパラジウムの価格もそろって上昇した。

Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.
