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イランが高濃縮ウラン放棄で初期合意と報道 停戦交渉は最大のヤマ場

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Korea Economic Daily

期間別予測トレンドレポート

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写真:Shutterstock
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ドナルド・トランプ米大統領が5月23日(現地時間)、イランとの停戦を巡る最終協議が近いと明らかにするなか、初期合意案に「イランの高濃縮ウラン放棄」が盛り込まれたとする米側の主張が浮上した。

米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は5月23日、複数の米当局者の話として、米国が初期合意の一環として高濃縮ウランの放棄を求め、イランがこれを受け入れたと報じた。

ただ、米当局者によると、イランのウラン備蓄を具体的にどう処理するかという詳細はなお詰まっていない。この問題は今後のイラン核計画を巡る交渉で扱うという。

まずウラン備蓄の放棄で大枠合意し、核計画の問題はいったん先送りしたうえで、その後の協議で細部を詰める案が検討されているもようだ。

こうした言及は、前日にパキスタンの仲介団がテヘランを訪れてイランと高官級の接触を重ね、トランプ大統領も中東諸国と接触したとして、停戦交渉の妥結が近いと示唆したなかで出てきた。

もっとも、イランの核計画や、イスラエルによるレバノン攻撃を含む中東での攻撃停止、ホルムズ海峡の正常化といった停戦条件を巡り、双方がどの水準まで歩み寄ったのかは明らかになっていない。

高濃縮ウランの扱いは、米国とイランの停戦交渉における最大の争点だ。イランは濃縮度60%の高濃縮ウランを約440キログラム保有している。トランプ大統領はこれまで、この備蓄分を米国が確保すると繰り返し公言してきた。準兵器級の濃縮ウランを放棄させて米国が確保できれば、戦争長期化への批判を和らげる材料になるためだ。

バラク・オバマ元大統領時代の核合意では、イランは備蓄分をロシアに引き渡していた。トランプ政権がこれを米国に持ち込めば、それ自体を象徴的な成果として打ち出せる。

ただ、イランはこうしたシナリオをいずれも強く拒んできた。高濃縮ウランを米国に渡すことは、イラン政権にとって「屈服」と映りかねないためだ。

このためイランは、初期合意にウラン問題を含めることに反対し、これを第2段階の交渉に先送りするよう求めてきた。

一方、NYTは、米交渉団が仲介国を通じ、ウラン備蓄に関する初期合意がなければ交渉から撤退し、軍事作戦を再開すると圧力をかけてきたと伝えた。

実際、米軍当局は最近、トランプ大統領に対し、イランのウラン備蓄を空爆する複数の案を示したという。そのなかには、地中貫通弾「バンカーバスター」で、ウランが埋設されているイスファハンの核施設を攻撃する案も含まれているとされる。

トランプ大統領は5月23日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、最終的な細部の調整が進んでおり、合意の一部としてホルムズ海峡も開放されると明らかにした。ただ、どのような合意が進んでいるのか、どのような障害が残っているのかには触れなかった。

米ニュースサイトのアクシオスは関係者の話として、仲介国が「1ページの基本合意文書」を用意し、早ければ5月24日に公表したうえで、その後数日以内に詳細を詰める案を模索していると報じた。

イランはトランプ大統領の発表に対し、なお公式見解を示していない。

コ・ジョンサム 韓経ドットコム記者 jsk@hankyung.com

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