概要
- コインベース プレミアム が5月の最低水準まで低下し、米国の 機関投資家の売り圧力 が強まっていると分析された。
- ビットコイン 現物ETF では4取引日で13億ドル規模の 資金純流出 が発生し、リスク資産エクスポージャーの縮小 の流れが続いていると伝えた。
- ビットコイン 先物・無期限契約の建玉 は約15億ドル減少し、価格も1週間で約4.5%%下落して 短期の価格モメンタムへの重荷 が強まった。
期間別予測トレンドレポート



米機関投資家の需給を映す指標とされるコインベースプレミアムが、5月の最低水準まで低下した。機関投資家の利益確定売りやヘッジの動きが広がっていることを示すとの見方がある。
コインテレグラフが5月22日に伝えたところによると、コインベースプレミアムは5月21日時点でマイナス0.0983%となり、今月で最も低い水準を付けた。
コインベースプレミアムは、米機関投資家の比率が高いコインベースと、個人投資家中心の取引所であるバイナンスのビットコイン(BTC)価格差を指す。一般に、このプレミアムのマイナス幅が広がると、コインベース側の売り圧力が相対的に強いと受け止められる。
クリプトクアントのアナリスト、ダークフォスト(Darkfost)は「最近は機関投資家の売り圧力が強まっている」と分析した。コインベースアドバンストで取引する機関投資家やプロ投資家が、バイナンスの投資家よりも積極的に売っていることを意味するという。
市場では、足元のマクロ経済の不透明感が、機関資金のリスク資産へのエクスポージャー縮小につながっているとの見方もある。ダークフォストは、明確な方向感が確認されるまで、機関投資家はヘッジ戦略を中心に動いているようだと説明した。
LVRGリサーチのニック・ラック(Nick Ruck)リサーチディレクターも「大口投資家の純売り圧力が出ている兆候かもしれない」と語った。機関投資家が利益確定やポジション調整に動くことで、短期の価格モメンタムの重荷になり得るとみている。
ビットコイン現物ETFでも資金流出が続く。コイングラス(Coinglass)のデータによると、米国の現物BTC ETFでは5月14日以降の4取引日で、計13億ドルの純流出があった。
デリバティブ市場の過熱感も一部で和らいでいる。ビットフィネックス(Bitfinex)は今週、ビットコイン先物と無期限契約の建玉(Open Interest)が約15億ドル減少したと分析した。BTCが8万2000ドル近辺まで戻す過程で積み上がったレバレッジが、かなり整理されたことを示す。
ビットコインは直近1週間で約4.5%下落した。5月20日には7万6000ドル台前半まで下げ、月間安値を付けた。

Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.
