イラン、想定以上の速さで軍事力復旧 ドローン生産を一部再開
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イランが米国とイスラエルの空爆で打撃を受けた軍需産業の基盤を、想定以上の速さで復旧しており、すでにドローン生産の一部を再開したと米情報当局が判断している。CNNが5月21日に報じた。
複数の関係者によると、先月始まった停戦が続くなか、イランはミサイル基地や発射台、主要兵器システムの生産施設の復旧を急いでいる。
当局者の一人は、一部の情報評価で、イランが早ければ6カ月以内にドローン攻撃能力を完全に回復する可能性があるとの見方が示されていると明らかにした。「米情報コミュニティー(IC)が想定していたあらゆる復旧スケジュールを上回った」とも語った。
こうしたなか、ドナルド・トランプ米大統領が対イラン空爆を再開すれば、イランは中東の米同盟国に再び大きな脅威となる公算が大きい。イランのミサイル生産能力は戦争前より弱まったものの、戦闘が再開すればドローン攻撃を拡大し、イスラエルや湾岸諸国を攻撃しうるためだ。
CNNは、イランが軍事力を急速に立て直せた背景として、中国とロシアの支援を挙げた。関係者は、中国が戦時中もミサイル製造に使える部品をイランに供給し続けていたと説明した。
CNNはこれに先立ち、米情報当局がイランのミサイル発射台の約半数が米軍の空爆後も残ったと評価していたと伝えていた。直近の情報評価では、生存率は約3分の2に引き上げられた。関係者は、停戦期間中にイランが埋もれていた発射台を再び掘り出す時間を確保できたためだと説明した。
中東の米軍を統括するブラッド・クーパー米中央軍司令官は、5月19日の議会証言で「イランの防衛産業基盤の90%が破壊され、数年間は復旧できない」と証言した。ただ、関係者はこの説明が米情報当局の評価と一致していないと指摘した。
パク・スリム 韓経ドットコム記者 paksr365@hankyung.com

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