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エヌビディア決算、サムスン電子・SKハイニックス株を左右 焦点は5月21日公表の2Q見通し

出典
Korea Economic Daily

概要

  • エヌビディアの第1四半期決算第2四半期ガイダンスが公表され、足元の半導体株高を正当化できるかが焦点になる。
  • エヌビディアのHBM需要ブラックウェル・ベラ・ルービンプラットフォームの売上高見通し次第で、サムスン電子・SKハイニックスのHBM4供給拡大期待が高まる可能性がある。
  • ただ、中国向け輸出規制AIチップ競争の激化労組のストライキ懸念などが、サムスン電子・SKハイニックス株の上値を抑える可能性がある。

期間別予測トレンドレポート

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ジェンスン・フアン エヌビディア最高経営責任者(CEO)。写真:Shutterstock
ジェンスン・フアン エヌビディア最高経営責任者(CEO)。写真:Shutterstock

エヌビディアの2026会計年度第1四半期決算が日本時間5月21日未明に公表される。世界の人工知能(AI)投資の流れに加え、サムスン電子とSKハイニックスの高帯域幅メモリー(HBM)需要の先行きも測る材料となるため、韓国の半導体業界や投資家の関心が集まっている。

AI投資情報プラットフォームのエピックAIによると、エヌビディアの2026会計年度第1四半期(2026年2〜4月)の市場予想は売上高が787億〜789億ドル、1株利益(EPS)が1.75〜1.77ドルだ。前年同期比ではそれぞれ79%、83%増にあたる。

今回の発表では、第1四半期の実績そのものより第2四半期ガイダンスに注目が集まっている。エヌビディアは直近20回の決算発表のうち、利益は18回、売上高は19回で市場予想を上回った。市場が求めているのは単なる予想超えではなく、足元の半導体株高を正当化できる実績と、強気の第2四半期見通しだ。

最新AIアクセラレーター「ブラックウェル」の供給動向も焦点になる。出荷が計画通り進んでいるとのシグナルが出れば、2026年後半のAIサーバー投資やメモリー需要の見通しを後押しする可能性がある。ブラックウェルに続く次世代プラットフォーム「ベラ・ルービン」への期待も強い。証券業界では、ルービンとブラックウェルのアーキテクチャーによる2025〜2027年の累計売上高見通しが、従来の5000億ドルから1兆ドルへ引き上げられたとみている。

ビッグテックのAI設備投資が2026年後半も続くかどうかも注目点だ。各社の投資姿勢が今回の決算とガイダンスにどこまで反映されるかが市場の関心事になっている。エヌビディアのAIアクセラレーターの主要顧客はアマゾン、マイクロソフト、アルファベット、メタ、オラクルなどの大手クラウド企業だ。証券業界は、上位5社のクラウド・ハイパースケーラー企業の2026年の設備投資計画が、年初時点より1200億ドル増え、7000億ドル近くに達すると見込む。

韓国のメモリー各社がエヌビディア決算に注目するのは、サプライチェーンの構造に直結するためだ。エヌビディアのAIアクセラレーターにはHBMが不可欠で、出荷規模やガイダンスはそのままHBM需要見通しにつながる。

SKハイニックスは、エヌビディア向けHBMサプライチェーンの恩恵を最も直接的に受ける企業に挙がる。HBM3Eの大半を供給したのに続き、次世代のHBM4もエヌビディアに大量供給する予定だ。半導体調査会社セミアナリシスは、エヌビディアのベラ・ルービンサプライチェーンにおけるシェアについて、SKハイニックスが70%、サムスン電子が30%になると予測している。

サムスン電子はHBM4を業界で初めて量産した後、全量を売り切っており、2026年後半には供給拡大を予定している。サムスン電子のHBM4は、エヌビディアの内部テストで最高水準の性能評価を受けたとされる。

足元では両銘柄とも、短期急騰の後に一服局面に入っている。サムスン電子は5月15日の取引時間中に29万6500ウォンまで上昇したが、5月20日の終値は27万6000ウォンとなり、高値から6.9%低い水準だった。SKハイニックスも同じ期間に場中で199万5000ウォンまで上昇した後、174万5000ウォンで引け、高値比12.5%下げた。短期急騰を受けた利益確定売りに、エヌビディアの決算発表を前にした様子見姿勢が重なったためとみられる。

もっとも、不確定要素もある。米中貿易摩擦が続くなか、中国向け輸出規制はエヌビディアの売上高に直接影響しうる。AMDやビッグテック各社の独自AIチップとの競争激化、米長期金利の急上昇に伴うバリュエーション負担もリスク要因として挙がる。サムスン電子は労組のストライキ懸念が変数として浮上し、SKハイニックスにはHBM4の認証や歩留まり、顧客内シェア争いが引き続きつきまとう。

こうしたなか、業界と投資家はエヌビディアの四半期決算に神経をとがらせている。エピックAIのコパイロットは、エヌビディアの力強い実績とガイダンスがサムスン電子とSKハイニックスのHBM供給拡大期待を強める触媒になりうると分析した。一方で、中国市場の不透明感、AIチップ競争の激化、短期急騰後の過熱感は株価上昇を抑える要因になりうると指摘した。

ホン・ミンソン 韓経ドットコム記者 mshong@hankyung.com

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