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米30年債利回り5.20%、2007年以来の高水準 Fed追加利上げ観測強まる

出典
Korea Economic Daily

期間別予測トレンドレポート

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イラン戦争でインフレ長期化懸念

ホルムズ海峡封鎖の余波、食品・航空運賃に波及

ファンドマネジャーの62%「米30年債利回りは6%まで上昇」

Fed追加利上げの可能性も拡大

写真:フーバー研究所
写真:フーバー研究所

米長期国債利回りが2007年以来の高水準に急騰した。イラン戦争の長期化に伴うエネルギー価格の急騰と財政赤字拡大への懸念が重なり、世界の債券市場で売りが広がっている。

5月19日、米30年物国債利回りは取引時間中に年5.2%を付け、2007年以降で最高となった。債券価格と利回りは逆に動く。

米住宅ローン金利に影響する10年物国債利回りも年4.67%前後まで上昇し、約1年ぶりの高水準を記録した。イラン戦争の勃発前には4%を下回っていた10年債利回りは、足元で債券売りが加速し、4.7%に迫っている。

利回り上昇の背景には、インフレ長期化への警戒がある。イランとの戦争後、国際原油価格と天然ガス価格は4年ぶりの高水準に跳ね上がった。ホルムズ海峡封鎖の影響は、食品や航空運賃など実体経済全般にも広がっている。

バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)が5月に公表した世界のファンドマネジャー調査では、回答者の62%が米30年物国債利回りは今後6%まで上昇すると見通した。一方、30年物利回りが4%まで低下すると答えた割合は20%にとどまった。

中国や日本など海外勢が3月に米国債保有を大幅に減らしたことも、米国債利回り上昇の一因となった。米財務省が5月19日に公表した資料によると、中国の3月の米国債保有額は6523億ドルと前月比で約6%減少し、2008年9月以来の低水準となった。最大保有国の日本も470億ドル減らし、1兆1910億ドルだった。

中東戦争の勃発とそれに続く原油高で、円などアジア通貨の価値が急落した。各国の中央銀行が為替防衛のためドル建て資産を売却したことが主因とみられる。

HSBCのアジア担当チーフエコノミスト、フレデリック・ノイマン氏は「戦争後に金融市場の変動性が高まり、アジアを中心に為替圧力が強まるなかで、中央銀行の米国債保有が減ったのは驚くことではない」と語った。

米2年物国債利回りも約1年ぶりの高水準に上昇した。市場は米連邦準備理事会(Fed)の利下げ期待を後退させ、金利据え置きや追加利上げの可能性まで織り込み始めた。

年内にFedが利上げに動くとの見方も強まっている。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のフェドウオッチによると、金利先物市場は12月までにFedが25ベーシスポイント(bp)の利上げを実施する確率を41.4%と織り込んだ。1カ月前は0%だった。据え置き確率は1カ月前の49.3%から40.3%に低下した。利下げの確率は消えた。

5月22日に就任するケビン・ウォーシュ次期Fed議長にとっても、利下げを主導しやすい環境ではない。4月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利の据え置きには賛成しつつも、声明文に利下げを示唆する「緩和バイアス」の文言を盛り込むことには地区連銀総裁3人が反対した。

ニューヨーク=パク・シンヨン特派員 nyusos@hankyung.com

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