TDコーウェン、ストラテジー目標株価を400ドルに引き上げ ビットコイン買い増しが想定超え
概要
- TDコーウェンはストラテジーの目標株価を400ドルに引き上げ、買い推奨を維持した。
- ストラテジーは優先株発行を通じた資金調達でビットコイン購入を拡大し、4〜6月期の想定を上回る規模を買い入れた。
- TDコーウェンはBTC利回りとBTCドル建て利益の見通しを引き上げ、転換社債の買い戻しで潜在的な希薄化負担と借り換えリスクが和らいだと評価した。
期間別予測トレンドレポート



米投資銀行TDコーウェンは、ストラテジー(Strategy、旧マイクロストラテジー)の目標株価を400ドルに引き上げた。ビットコイン(BTC)の買い集めのペースが想定を上回り、財務構造の改善も進んでいると判断した。
暗号資産専門メディアのザ・ブロックが5月19日に報じた。TDコーウェンは目標株価を従来の395ドルから400ドルに引き上げ、買い推奨を維持した。
目標株価の引き上げについてTDコーウェンは、優先株発行を通じた資金調達の拡大と、ビットコインの追加購入を背景に挙げた。
ストラテジーは2026年4〜6月期に入り、優先株を中心に約19億5000万ドルを調達した。調達資金の大半はビットコイン購入に充てたという。
TDコーウェンは、ストラテジーがすでに4〜6月期の想定を上回る規模のビットコインを買い入れたと分析した。足元の4〜6月期の購入見通しは約10万BTCとしている。
これを受け、TDコーウェンは2026年のBTC利回り(BTC Yield)見通しを従来の18.2%から19.8%に引き上げた。BTCドル建て利益(BTC Dollar Gain)の推計も138億9000万ドルから151億6000万ドルに上方修正した。
ストラテジーが約15億ドルの転換社債を額面に対して約8%低い価格で買い戻した点も前向きに評価した。この取引は潜在的な希薄化負担を抑え、今後の借り換えリスクの緩和にもつながるとみている。
現在のストラテジーの保有量は84万3738BTCとする。これはビットコインの最大供給量2100万BTCの4%超に相当する。
ストラテジーは5月11日から5月17日までの1週間に約20億1000万ドルを投じ、2万4869BTCを追加取得した。週間ベースでは2026年で2番目の規模となった。
TDコーウェンは、2026年末時点のビットコイン保有価値1329億ドルなどを織り込み、1株当たり400ドルの目標株価を算定したと説明した。
ストラテジー株は5月19日時点で166.63ドルで引けた。TDコーウェンの目標株価は、現在の株価に対して約140%の上昇余地を示す。

Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.
