【分析】アルトコイン投資家が損益分岐点に到達、市場全体で売り圧力拡大
Minseung Kang
期間別予測トレンドレポート



アルトコイン市場全体で投資家心理が損益分岐点の水準まで持ち直す一方、強い売り圧力も広がっていることが分かった。
オンチェーン分析会社グラスノード(Glassnode)が5月18日にX(旧ツイッター)に投稿した内容によると、時価総額上位500のアルトコインを対象にした中央値ベースの消費済みアウトプット利益率(SOPR)は足元で1を記録した。ビットコインが過去最高値近辺で取引されていた局面以降で最も高い水準だ。
SOPRは、投資家がコインを売却する際、それが利益確定か損失確定かを示すオンチェーン指標。一般に1は、平均的に損益分岐点の水準で売却が行われていることを意味する。
グラスノードは、アルトコイン投資家が2024年末以降、損失を確定させ続けてきたと指摘した。そのうえで、最近SOPRが損益分岐点に達したことで、市場全体で強い売りが出たと分析した。
長期にわたって損失を抱えていた投資家が元本水準を回復したのを機に売却に動き、アルトコイン相場の上昇の勢いを抑えている。足元ではビットコインの弱含みに加え、中東の地政学リスクとマクロ経済の不確実性が重なり、リスク資産全般の投資心理も冷え込んでいる。

Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.
