概要
- ギャラクシーとシャープリンクは、1億2500万ドル規模のDeFiのオンチェーン・イールド・ファンドを組成し、分散型金融投資の拡大に乗り出すと明らかにした。
- 今回のファンドは、シャープリンクのETH財務資産とステーキング収益の実績を土台に、貸し出しや流動性供給など、より積極的なDeFi戦略を通じて、一部で年10%%以上の利回りを目標にすると伝えた。
- 最近はDeFiハッキングや資産流出、市場不安の事例が相次ぐなか、ギャラクシーは単独運用会社としてリスク統制を担う。シャープリンクは、機関投資家水準の安全基準を満たすプロトコルだけが長期的に資本を呼び込めると説明した。
期間別予測トレンドレポート



マイク・ノボグラッツ氏が率いるギャラクシー(Galaxy)と、イーサリアム財務戦略を掲げるシャープリンク(Sharplink)は、分散型金融(DeFi)投資の拡大に向けて1億2500万ドル規模のファンドを組成する。
フォーブスが5月11日に報じた。両社は「ギャラクシー・シャープリンク・オンチェーン・イールド・ファンド(Galaxy Sharplink Onchain Yield Fund)」を数週間以内に立ち上げる予定だ。
ファンドはシャープリンクのイーサリアム財務金庫からの1億ドルと、ギャラクシー側の2500万ドルで構成する。総額は1億2500万ドル。ギャラクシーは単独の運用会社として、プロトコルの選定やポジション管理、リスク統制を担う。
シャープリンクの時価総額は約15億ドルで、イーサリアム財務戦略企業としては2番目の規模という。約21億ドル相当のETH財務資産を保有し、全量をステーキングしていると説明した。
シャープリンクはリネア(Linea)、イーサーファイ(Ether.fi)、リキッド・コレクティブ(Liquid Collective)などのプラットフォームを活用してステーキング収益を確保している。2025年6月以降の収益は約4460万ドルに達したとしている。
ジョセフ・チャロム最高経営責任者(CEO)は「イーサリアム財務戦略企業の役割は、ETHを最大限生産的に活用することだ」と述べた。単純保有を超え、収益性を極大化する段階に入っているとも語った。
今回のファンドでは、従来のステーキングより踏み込んだDeFi戦略を採用する。貸し出しや流動性供給などを組み込み、一部戦略では年率10%超の利回りを目標とする。
もっとも、足元ではDeFiのハッキングを受けてリスク管理の重要性が増している。
4月にはソラナ基盤のデリバティブ・プロトコルであるドリフト(Drift)が約2億8500万ドルのハッキング被害を受けた。続いてケルプDAO(Kelp DAO)のrsETHブリッジでも約2億9200万ドル相当の資産流出が発生した。
ハッカーが奪取した資産の一部をアーベ(Aave)に担保として預け、追加資金を借り入れたことで市場不安は広がった。当時は約90億ドルの資金がアーベから流出したと伝えられた。
チャロムCEOは「DeFiの危機は、むしろ次の段階のセキュリティー基準を引き上げる過程だ」と指摘した。そのうえで「機関投資家水準の安全基準を満たすプロトコルだけが、長期的に資本を呼び込める」と強調した。

Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.





