期間別予測トレンドレポート



ゲーム特化型ブロックチェーンのロニン(Ronin)が、独立したサイドチェーン構造をやめ、イーサリアム(ETH)基盤のレイヤー2ネットワークに移行する。市場では、過去の大規模なブリッジハッキングを踏まえたセキュリティーとネットワーク構造の改善策との受け止めが出ている。
暗号資産専門メディアのコインデスクが5月11日に伝えた。ロニンは5月12日のハードフォークを通じ、従来の独立サイドチェーンからイーサリアムのレイヤー2へ移る予定だ。
ロニンによると、アップグレードはブロック高55,577,490で実施し、ネットワークは約10時間停止する。
停止中は、ロニンネットワーク上のすべての取引とオンチェーンゲームの活動を一時止める。利用者には、必要な取引やゲーム内の作業を事前に終えるよう呼びかけた。
ロニンはアクシー・インフィニティ(Axie Infinity)を基盤とするブロックチェーンとして出発し、ゲーム特化型ネットワークへ成長した。ただ、2022年には約6億2500万ドル規模のブリッジハッキング被害を受け、分散型金融(DeFi)史上でも最大級のハッキング事例の一つとなった。
今回の移行では、OP Stackを基盤とする構造を採用する。イーサリアムのセキュリティーを活用しながら、高い処理速度を維持する狙いだ。
新たに「分配の証明(Proof of Distribution)」モデルも導入する。従来の単純なステーキング報酬ではなく、実際のネットワークへの貢献度に応じて報酬を配分する仕組みに改める。
ロニンは、トークンのインフレ率が従来の20%超から1%未満へ大幅に低下すると説明した。RONトークンにとって根本的に前向きな変化になるという。
アップグレード後は、従来ステーキング報酬向けに割り当てていた9000万RONをロニンの財務金庫(Treasury)に移す。マーケットプレイス手数料も0.5%から1.25%へ引き上げる。
RONの時価総額は約8950万ドルだ。コインデスクによると、レイヤー2移行への期待を背景に、RON価格は直近30日間で約30%上昇した。

Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.





