期間別予測トレンドレポート


50代以下の投資家は軒並み減少
70代以上は保有額・投資家数が拡大

年初から暗号資産投資の勢いがやや鈍るなか、60代以上の高齢層では投資家がむしろ増えたことが分かった。20〜30代を含む50代以下の投資家がそろって減ったのとは対照的に、60代以上では投資家数が維持されるか増加した。暗号資産投資は若年層中心の市場から高齢層にも広がっている。
5月11日、共に民主党のアン・ドゴル議員がアップビット(Upbit)、ビッサム(Bithumb)、コインワン(Coinone)、コルビット(Korbit)、ストリーミ(Streami)など韓国の主要暗号資産取引所5社から受け取った資料によると、韓国の暗号資産投資家は2022年の587万人から2025年には1099万人に増えた。2025年8月には初めて1000万人を超えた。同じ期間に保有額は17兆6000億ウォン(約1兆9400億円)から111兆7000億ウォン(約12兆2900億円)へと6倍超に膨らんだ。
高齢層の増加はとりわけ急だった。70代以上の投資家は2022年の3万人から2025年には11万6000人と約4倍に増えた。保有額も1902億ウォン(約209億円)から2兆6000億ウォン(約2860億円)に急増した。暗号資産市場の拡大局面で、70代以上の流入ペースが相対的に際立った。
2026年に入って市場全体はいったん落ち着いたが、60代以上は例外的な動きを示した。2026年2月時点の韓国の暗号資産投資家は1022万人と、2025年8月に比べ7%減った。保有額も69兆9000億ウォン(約7690億円)と37.5%減少した。年齢別では20代以下が13.4%減、30代が7.8%減、40代が6.1%減、50代が3.8%減と、50代以下はすべて減少した。一方、60代は0.5%増、70代以上は5.8%増だった。
暗号資産投資の裾野が高齢層へ広がっているとの見方が強い。モバイル金融取引の普及で取引所へのアクセスが高まり、これまで若年層中心とみられてきた暗号資産投資が60代以上にも広がっているためだ。ただ、高齢の投資家は情報へのアクセスや投資リスクの認識で相対的に弱い面があり、市場拡大に合わせた保護策が必要だとの指摘もある。
アン議員は「デジタル資産は変動性が高いだけに、投資家保護と市場の安定性を支える制度基盤の整備が何より重要だ」と語った。あわせて「市場規模と影響力が大きくなった以上、投資家保護と市場安定に向けたデジタル資産基本法など制度整備の議論をこれ以上遅らせてはならない」と強調した。
ハ・ジウン記者 hazzys@hankyung.com

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