概要
- ハマス側 首席交渉官 のカリル・アルハヤ氏の息子が、イスラエル軍の 空爆 後に死亡したと伝えられた。
- 主要交渉担当者の家族の死亡を受け、ハマス内部の 強硬論 が強まり、停戦維持 と後続協議の重荷になりかねないと伝えた。
- ハマスは、イスラエルが米国主導のガザ 和平構想の第1段階 を損なっているとして、ガザ地区からの 撤収 と 軍事攻撃の停止 の先行履行を求めていると明らかにした。
期間別予測トレンドレポート


アルハヤ氏の息子アザム・アルハヤ氏が死亡
前日のイスラエル攻撃で負傷

ガザ地区の戦後構想を巡る協議で、ハマス側の首席交渉官を務めてきたカリル・アルハヤ氏の息子が、イスラエル軍の空爆後に死亡した。ハマス指導部がエジプトのカイロで停戦維持と後続協議を話し合っていた最中の出来事で、仲介国が進める交渉の重荷になる可能性がある。
ロイター通信などによると、ハマス高官のバセム・ナイム氏は5月7日、アルハヤ氏の息子アザム・アルハヤ氏が前夜のイスラエル軍の攻撃で負傷し、同日に死亡したと明らかにした。
カリル・アルハヤ氏は、米国が仲介するガザ地区の戦後構想協議で、ハマス側の首席交渉官の役割を担ってきた。ロイターによると、イスラエル軍は関連する問い合わせに直ちに回答しなかった。
アルハヤ氏の息子がイスラエルの攻撃で死亡したのは今回で4人目となる。他の息子たちも2008年と2014年のガザ戦争、2025年のイスラエルの攻撃でそれぞれ死亡したとされる。
今回の攻撃は、ハマス指導部がガザ停戦の維持に向け、エジプトのカイロで地域・国際仲介者と接触していた最中に起きた。アルハヤ氏を含むハマス指導部は、イスラエルとの停戦維持、ガザ地区の今後の統治、武装解除問題を巡る交渉の枠組みを協議してきたという。
ハマスは、イスラエルが米国主導のガザ和平構想の第1段階を損なっていると主張している。ガザ地区からの撤収や軍事攻撃の停止といった当初の約束をイスラエルが先に履行してこそ、次の段階の協議が可能になるとの立場だ。
こうしたなか、核心的な交渉担当者の家族がイスラエルの攻撃で死亡したことで、協議の空気はさらに冷え込む公算が大きい。仲介国が後続協議の継続を探る局面だけに、ハマス内部で強硬論が強まる懸念もある。
ガザ地区では2025年10月の停戦後も衝突が続いている。ロイターは、停戦後のガザ地区でパレスチナ人約830人とイスラエル兵4人が死亡したと伝えた。
キム・デヨン 韓経ドットコム記者 kdy@hankyung.com

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