概要
- カタールの財務相は、ホルムズ海峡の支障が続けば1〜2カ月以内に世界経済に大きな衝撃が及ぶ可能性があると述べた。
- 同氏は、足元のエネルギー価格上昇は氷山の一角にすぎず、追加の供給障害が起きれば影響が急速に拡大しかねないと指摘した。
- カタールは、LNGインフラやガス・ヘリウム・肥料の輸出が制限されれば、エネルギーおよび食料供給に加え、インフレと供給網にも長期的な問題が生じる恐れがあると警告した。
期間別予測トレンドレポート


カタールは、イランとの戦争の余波で世界的なエネルギーショックが間近に迫っていると警告した。影響は短期間のうちに経済全体へ広がる可能性があるという。
ウォルター・ブルームバーグによると、カタールの財務相は6月15日、ホルムズ海峡の支障が続けば、1〜2カ月以内に世界経済に大きな衝撃が及びうると述べた。
同氏は足元のエネルギー価格上昇について、「氷山の一角」にすぎないと指摘した。追加の供給障害が続けば、影響は急速に拡大しかねないとの認識を示した。
とりわけ、カタールのLNGインフラが被害を受けたり、ガスやヘリウム、肥料の輸出が制限されたりすれば、世界のエネルギー供給だけでなく食料供給にも問題が生じる可能性があると警告した。
回復には数年かかる可能性があるとの見通しも示した。エネルギー供給網の毀損が長期的な影響を残す恐れがあるためだ。
市場では、中東の緊張がエネルギーにとどまらず、供給網全般やインフレにも影響を及ぼす要因として意識されている。今後はホルムズ海峡の情勢と、供給障害の有無が焦点となる。


JH Kim
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